不動産購入はこわくない 後悔しない不動産選びができる ・25

■え?イメージして頭を切り替える?

しかし、例えば一戸建て新築希望をそう簡単にマンション暮らしや中古住宅に転向できるもの? でもそこは、発想の転換です。

先日、「中古住宅が欲しい」と電話を下さった方がいました。希望のエリアがあり、いくつか当たったもののなかなか思うような物件がありませんでした。その頃ちょうど、予算に合う中古マンションが出たのでご紹介し、見ていただいたところ、「マンションもいいね」ということになったのです。現在、気に入ったマンションが出るのを待っておられる状況です。

「一戸建て住まい」の頭だったけれど、「マンション住まい」をイメージしてみたら、意外に違和感がなかった、ということです。

なぜこんなにあっさりと頭を切り替えられたのでしょうか。それはこの方の場合、エリアと予算が主な条件であり、一戸建てかマンションか、というところはそれほどこだわる部分ではなかった、ということがわかったからです。

このように、最終的に、自分にとって譲れない条件は何なのか、妥協できる点はあるのか、優先順位をつけてみると、意外とあっさり切り替えられるものです。そうすると、いったんは狭められていた物件の許容範囲が、また広がり、良い物件にも出会いやすくなるのです。

でも、誤解なさらず。こうした例は、一見後退しているようでいて、冒頭で嘆いた「動機不十分のまま動き出し、やみくもに焦り、結局ふり出しに戻ってしまった人」とは全く違います。希望の条件に合う物件を探していく中で、いろんなことに気付きながら、頭を進化させていっているのだ、と思ってください。これは、物件探しをする上での大切なプロセスなのです。

どんな物件探しにも言えることですが、よい物件になかなか出会えなくても焦らないでください。不動産屋には、条件に合う物件が出たらすぐに教えてもらうようにしておき、(条件を伝える=いわば「登録」)、自分も、チラシや新聞広告、ネットや情報誌などチェックしたり、ときには「考えが偏っていないか、無駄なこだわりがないか」、柔軟に振り返ってみましょう。いろんな可能性を考えるということです。よく考えずに買ったものは後で後悔しますが、慌てず焦らず探したものは、愛着を持って大事にしますよね。住まいも同じです。

つづく

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