■良い物件にめぐり合ったら、いつでも購入できる態勢で!
プロセス(1)の希望の条件を挙げる時点で、すでに自分がいくら用意できるのか、いくら借りられるのか分かっていた方がいいのです。
第一章でも書きましたが、「これだ!」という物件にめぐり合ったとき、ローン借入額が足りなくて買えないのは哀しいです。(手に入らないとなると、後で余計に「あれは本当にいい物件だった、あれ以上の物件はない!」などと、とても惜しく思えるものです。) 準備は早いに越したことはないのです。
ではどうすればいいのでしょうか?具体的に希望する物件がなくても、まず、金融機関に行ってみましょう。自分の取引銀行でなくてもいいのですが、ローン相談センターというところが併設されているはずです。ここで、自分の現在の給与・収入を基準に、借り入れ限度金額を出してくれます。そうすると、自分の出せる金額の限度がわかります。 自己資金+借入金=購入できる物件の価格となるのです。
(これについては、55ページにも詳しく書きました。いや、「しつこく」か。)
こうして予算を平行して考えることで、物件選びはより慎重になり、しかし、安心して物件を比較検討できます。(ちなみにローン申請をしてから内定が下りるまでに、だいたい1~2週間かかります。)
つづく